『Diplomatie』感想


“パリ解放”の舞台裏を描いた、『Diplomatie(外交。邦題:パリよ、永遠に)』を観ました。

監督は、『シャトーブリアンからの手紙』などを撮っている、フォルカー・シュレンドルフ(Volker Schlöndorff)さんです。

舞台は、ドイツ第三帝国占領下のパリ。

大戦後半にさしかかるとドイツは、初期の連戦連勝が夢だったかのように各所でのほころびが目立ちはじめ、ついには、連合国軍による“フランス奪還”が現実味を帯びてきます。

本作は、すでに大ヒットしていた同名の舞台演劇を下敷きに構成されており、主演の2人は、その舞台でも同役を演じていた名コンビです。

追いつめられたアドルフ・ヒトラーは、「フランスを明け渡すならば、廃墟以外の姿であってはならない」とし、ノートルダム大聖堂やオペラ座など歴史的遺産をすべて破壊するよう、大パリ都市圏防衛司令官ディートリヒ・フォン・コルティッツに命令します(パリ廃墟命令)。命令の厳守と正義感とのはざまで揺れるコルティッツの前に、在パリ・スウェーデン総領事のラウル・ノルドリンクが現れ……。

Niels Arestrupさんの演技がとにかく素晴らしく、強硬な姿勢を崩さない序盤から、疑心暗鬼に陥りはじめる中盤、衰弱しきった後半まで、実に表情豊かにコルティッツ歩兵大将を演じていらっしゃいます。

史実に基づいたストーリーなので“結末は言わずもがな”ではありますが、中盤からの畳み掛けがとにかく強烈で、グイグイ引き込まれていきました。序盤の長い長い二人芝居は、ちょっとだけ我慢してください(笑)。

 

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