M3 LEE製作記1


ランナーの写真を撮ったり、ちょっとしたパーツをくっつけたりしていたら、思いがけないほど面白くなってきたため、TAKOM 2085「US Medium Tank M3 LEE Early」(日本国内では「米軍 M3リー 中戦車(前期型)」として販売されています)を本格的に製作することにしました。

シルエットがもりもり浮かび上がってくるごとに高まるテンションと、ほどよい難易度の緩急のおかげで、飽きることなく作り続けられました。とても素敵なキットだと思います。

しかしながら、“罠”がないわけではないので、注意点をいくつか整理しながら、工作から基本塗装までの製作の流れをご紹介していきましょう。

工作

本キットもAFV模型のお作法に則って、足回りからの組み立てを指示されますが、完全無視して、「工程1」が終わったら「工程5」に進むべきだ、と思います。足回りが小気味よく可動するがゆえに、後の神経を使う工程において、ガチャガチャと邪魔になるためです。

戦闘室の装甲は、側面からの組み立てを指示されますが、前方右側(75mm砲の砲郭)からの組み立てが無難だろう、と思います。ときどき天板のパーツを合わせてみて、位置関係や隙間の確認をしながら進めてください。

75mm砲と照準器のギミックは、組立説明書のとおり作ると連動しません。下記のように、片方を接着すれば連動してくれるようになります(なお、ポリキャップは必須ではありません)。しょ~もないギミックではありますが、それでもやっぱり動かすとグッとくるので、ぜひ連動させましょう。しゃーまんにわさん、情報ありがとうございます。

そんなこんなで、うっすらと鋳造表現を施し、フォトエッチング・パーツを取りつけて、履帯以外の工作が完了しました。

作ってみてはじめて、“シャーマンの直系ご先祖様である”という周知の事実を、強く再認識しました。あらゆるところにDNAが受け継がれています。

ライトコードは、勝手なアメリカのイメージで、ラフな雰囲気に(失礼)。ドイツ戦車だったら、ピタッと装甲に這わせるところですが。

下地作り

下地は、GSIクレオス「みるきぃ☆ぱすてるカラーセット ブルーver.」の「スマルトブルー」と「ウィステリアブルー」とを、「Mr.フィニッシング サーフェイサー 1500 ホワイト ビンタイプ」で割ったもので作りました。

次の工程(基本塗装)で用いるオリーブドラブ(緑色)から色相を少々ズラすことで、色に深みが出ることを狙っています。

ウサギさんチームも真っ青のスットコドッコイな色味ですね。CGじゃないですぞ。

GSIクレオス「みるきぃ☆ぱすてるカラーセット ブルーver.」です。間違って買ったわけじゃあござんせん! ジャーマン・グレーの実験用に、「Mr.カラーセット ザ・グレイ」も持っています。日々是精進でございます。

基本塗装

基本塗装には、GSIクレオス「Mr.カラー特色 カラーモジュレーションセット オリーブドラブ VERSION」の「C38 オリーブドラブ(つや消し)」と「CMC02 ODハイライト 2(つや消し)」を使いました。

下地のグラデーションを“グリザイユ”的に活かしたかったので、かなりシャバシャバに溶いて吹いています。もともとの調色が素晴らしいことも相まって、おおむね予定どおりの雰囲気になってくれました!

一気に戦車らしくなりました! かなり薄めに吹きつけたせいでしょうか、塗料には「つや消し」と明記されていますが、半ツヤ感が出ています。このあとデカールを貼るので、手間が省けてラッキーです。

GSIクレオス「Mr.カラー特色 カラーモジュレーションセット オリーブドラブ VERSION」です。思い描いていた色味よりも全体的にちょっとだけ暗かったので、一番明るいハイライト色をメインに置き換えて使いました。

2日ほど乾燥させたら、デカールを貼って、軽くピン・ウォッシュをして、Adam Wilder師のようにリベットの1つひとつに色を塗っていこう、と考えています(果たしてできるだろうか……)。

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です