『Valkyrie』感想


クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐によるクーデター未遂事件(のちに“7月20日事件”と呼ばれる)の顛末を描いた作品、『Valkyrie(邦題:ワルキューレ)』を観ました。

ハリウッドを代表する名優トム・クルーズさんが、主演と製作総指揮を兼任しています。

ひたすらトム・クルーズ氏がカッコ良い映画なのです。眼帯はロマン。

タイトルとなっているワルキューレとは、ドイツ第三帝国における“ワルキューレ(ヴァルキューレ)作戦”のことで、具体的には「内乱が起きた際、ドイツ国防軍の国内予備軍を緊急動員して重要施設を確保させる命令」です。本作の主役、クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐ら、反ヒトラー派は、この命令を逆手に取ってクーデターに利用したのでした。

オットー・エルンスト・レーマー少佐を演じたトーマス・クレッチマン(Thomas Kretschmann)さんのカッコ良さも必見です。ちなみに、氏は、『Der Untergang(邦題:ヒトラー ~最期の12日間~)』をはじめ、ドイツ将校を演じまくっている旧東ドイツ出身の名優です。

クーデターは、ほころびまくりながらもグイグイと推し進められていき、このままうまくいっちゃうのでは! という雰囲気が漂いはじめるころ、オットー・エルンスト・レーマー少佐が(実際には、配下のハンス・ヴィルヘルム・ハーゲン大尉が)不信感を懐きはじめ……。

映画としての面白さは、「……イエローカードです」。

カッコ良いトム・クルーズ氏が、カッコ良く活躍し、カッコ良く処される、まさに“トム・クルーズによるトム・クルーズのための映画”でした。人間ドラマ主体なので兵器もあまり登場しませんし、ミリタリー・ファンにとっては、ちょっと物足りない映画かもしれません。しかし、戦中ドイツ史を実直にとらえようとする試みのひとつとして、十分に価値のある映画だとも思います!

 

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