『METAL GEAR SURVIVE』は、迷作の皮を被った名作だった!


『METAL GEAR SURVIVE(メタルギア サヴァイブ)』を購入しました。

小島プロダクション失き後の“残党たち”が作った(失礼な言い回しでスイマセン)、サバイバル&タワーディフェンス・アクション・ゲームです。

奇想天外かつ斬新なゲーム・システムと、映画のように重厚なストーリーで、“日本最高峰のゲーム”との呼び声が高い『METAL GEAR』シリーズ。

本作は、その生みの親“小島秀夫監督”が一切関与していない初の『METAL GEAR』作品となります。

小島監督には熱狂的なファンが多いため、本作は発表当初から批判的な見方が大勢を占めていましたが、触ってみたならば、なかなかどうして、長く遊べそうな優れた作品でありました。

プレイヤーの活動拠点となる“ベースキャンプ”。異界を生き抜くために、探索で得た資源を使ってさまざまな施設を作ります。ちょっと『火星の人(オデッセイ)』を彷彿とさせます。

海外で大人気のクラフト系サバイバル・ゲーム(材料とレシピを集めていろいろなアイテムを生成しながら、自分好みの基地を作るゲーム)と、タワーディフェンス・ゲーム(自陣に攻め込んでくる敵を、あの手この手で食い止める戦略ゲーム)の要素を併せ持っており、それらが寄せては返す波のように交互にプレイヤーを悩ませてくれ、退屈に感じる暇がありません。また、ほんの少しずつ最適化/最効率化できていく自分自身の成長が実感しやすい作りになっていて、つい「あと15分だけ……」と、麻薬的にズルズル遊んでしまいます。

プレイヤーを導く語り部、AIポッド“Virgil(ヴァージル) AT-9”。なお、プレイヤーは『ドラクエ』の如くまったくしゃべりません。

ただ、ちょっとしたUIの操作性の悪さや、カットシーンの詰めの甘さ、台詞回しの凡百さ加減などなど、気になる点がないわけではありません。そのへんは、今後のアップデートで洗練されればイイなぁ、と思います。

プレイヤーを襲ってくる異形の怪物、“ワンダラー”。そこかしこにたくさんいらっしゃって、困りモノです。

ところで、全編にそこはかとなく漂う“スティーブン・キング感”の正体は何なんだろう? と調査いたしましたところ、『サイレントヒル』シリーズで活躍された伊藤暢達さん(かの“三角頭”の生みの親!)がクリーチャー・デザイナーとして参加されており、妙に納得してしまったのでした。

変な話、タイトルが『サイレントヒル・サヴァイバル』とかだったら、もう少し売れたかもしれません(笑)。

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です