「Sd.Kfz. 171 Panther Ausf. A Early Production Full Interior Kit」到着


TAKOM 2097「Sd.Kfz. 171 Panther Ausf. A Early Production Full Interior Kit」が届きました。

先発のMENG TS-035「Sd.Kfz. 171 Panther Ausf. A Late」、後発のRYE FIELD MODEL「Panther Ausf. G Early/Late Version w/Full Interior」に挟まれる、という、プロモーション的にきわめて不利な立ち位置に置かれながらも、しっかりと存在感を示せるキットをリリースしたTAKOM。さすがであります!

絶好調TAKOMから、パンターA型の新キット!

情報解禁直後には、“ツィンメリット・コーティングの違いによって細かくバリエーション展開がなされるのでは”という憶測も飛び交いましたが、当初の予定どおり、初期/中期(前中期)/後期型の3バリエーション展開となっています。

僕は、初志貫徹、初期型を購入しました。MENGのパンターが後期型だったのでかぶらないようにしたかった、というのが大きな理由です。ちなみにMENGは、初期/中期型へのバリエーション展開はせず、新規パーツを加えることで、「Panther Ausf. A/G Turret bunker」や「Sd.Kfz.171 Panther ausf. D」につなげていくようです。

Aランナー(Aスプルー)

Aランナーには、転輪たちが収められています。メリハリのあるモールドで、「● CONTINENTAL ●」の刻印も鮮やか! ちなみにパーティング・ラインは、タイヤの真ん中に入っているタイプです。

Bランナー(Bスプルー)

砲弾まみれのBランナー。2タイプの砲弾が収められています。写真は、塗装指定から“タングステンを使用して威力を強化した徹甲弾”だと思われます(写っていない方は、“標準的な徹甲弾”だと思われます)。

Cランナー(Cスプルー)

大注目のCランナーには、部分連結履帯が収められています。このキレッキレのモールドをご覧いただきたい! ゲートの場所も◎です。

Dランナー(Dスプルー)

主に起動輪とスイング・アームが収められているDランナー。ハブ・キャップの違いを含め、起動輪を徹底分解しています。まるで、レジン製のアフターパーツのようなキメ細かさ!

Eランナー(Eスプルー)

Eランナーは、インテリアの小物たちとトーションバー。椅子の裏のスプリングが可愛い(実は、巻き数や巻き方に若干の嘘があるのですが、許容できる範囲でしょう)。

Fランナー(Fスプルー)

Fランナーには、ガイドホーンがズラり。Cランナーの履帯パーツを切り離す前に、ゲートごと接着することで、ある程度の作業軽減が期待できます。

Gランナー(Gスプルー)

砲尾などのインテリア用パーツが収められているGランナー。このランナーと、Nランナー/Qランナーあたりは、パーツ点数が多すぎて進捗を感じられなさそうな予感。いわゆる、モチベーション・キラーです(苦笑)。

Hランナー(Hスプルー)

複眼照準防循/単眼照準防循/強化型防盾が収められた、Hランナー。ちょっとした工作で、複眼式照準器TZF12から単眼式照準器TZF12aへの移行期(1943年11月頃)に見られた、右側の開口部を塞ぐパターンも再現できます。鋳造表現は、(近年のTAMIYAには及ばないものの)かなり素晴らしい精度!

Jランナー(Jスプルー)

Jランナーは、防盾の内側や砲身。砲身はすでに丸いタイプで、マズルブレーキは左右分割タイプ。とりわけMG34のモールドが素晴らしく、展開状態のフロント・サイト/リア・サイトまでもが再現されています!

Kランナー(Kスプルー)

キューポラ周りのパーツが集まったKランナー。ここでも、Fランナーのガイドホーンと同様に、“作業軽減のためのちょっとした心遣い”が施されています。

Lランナー(Lスプルー)

Lランナーには、機関室周りとトランスミッションのパーツが収められています。フタを閉じるとほぼ見えなくなってしまう場所ではありますが、冷却ファン&ラジエーターもこのとおり、キッチリ作り込まれています!

Mランナー(Mスプルー)

Mランナーには、ひと目でなんのパーツか判別できない、見慣れないものたちが集まっています。それもそのはず、車体内部のパーツなのでした。

Nランナー(Nスプルー)

Nランナーは、機関室内部、特にエンジン周りのパーツが収められています。細いパイプ状の部品がたくさんありますので、折らないように気をつけましょう。

Pランナー(Pスプルー)

車体内部のパーツが収められている、Pランナーです。主に、側面にくっつけるパーツが多いように見受けられます。

Qランナー(Qスプルー)

Qランナーは、車体内部底面の隔壁と、燃料タンクのパイプ類になります。細いパイプの途中にある、押し出しピンつきゲートが曲者です。

Rランナー(Rスプルー)

砲弾ラックがまとめられているRランナー。ラックに収まって全体が見えない砲弾は、箱から出ている弾頭部分のみが再現されている、省エネな作りになっています。

Sランナー(Sスプルー)

Sランナーには、戦闘室と機関室とを区切る隔壁やスポンソンなどが収められています。普段“ただの板”として成形されがちな隔壁&スポンソンが、やたら精密に再現されていることに、不思議な喜びを感じてしまいます。

Tランナー(Tスプルー)

車体側面の装甲、フロント・フェンダー、そして雑具箱などが収められているTランナー。車体側面の装甲には、内部構造を再現していることもあってか、外側に若干のヒケが見受けられますので、キッチリ処理してあげましょう。

Uランナー(Uスプルー)

Uランナーには、機関室上面のパーツや、シュルツェンがまとまっています。冷却排気口が渦を巻いているタイプとまっすぐなタイプとを選択できるようになっていて至れり尽くせりなのに対し、シュルツェンは1枚1枚が分離しておらず、ちょっとマイナス・ポイント。

B2ランナー(B2スプルー)

B2ランナーには、車体底部や前面装甲の内側などが収められています。車体底部内側の押し出しピンが、とても処理しやすい配置になっているところに、設計者からの愛を感じます。

D2ランナー(D2スプルー)

E2ランナーは、後面装甲など。撮影したのは、本キット(初期型)では必要のない、ボール・マウントつきタイプ(つまり、前中期型以降)の前面装甲内側パーツですが、操縦手用バイザーの素晴らしい造形に見入ってしまったので、掲載しておくことにしました。

E2ランナー(E2スプルー)

対空機銃と小物たちが集まっているE2ランナー。出来の良いMG34がここにも配されていて、なんだか嬉しくなります。なお、こちらのフロント・サイト/リア・サイトは、ともに畳まれています。

F2ランナー(F2スプルー)

最終減速器カバーとOVMが少々収められている、F2ランナーです。鋳造表現こそ施されていませんが、モールドがキレキレなので、良い塩梅です。また、地味なところですが、消火器の造形が“インジェクション・キット最高峰”ではなかろうか、と思います。

J2ランナー(J2スプルー)

J2ランナーには、ジャッキやOVMが収められています。恥ずかしながら、このタイプ(いわゆる後期型)のジャッキに3つの種類があることを、本ランナーに教えてもらいました。ちなみに、相棒のジャッキ台は、今どき珍しく表面がツルツルです(木目が再現されていません)。

車体上部と砲塔

車体上部と砲塔を重ねておいてみました。パッと見の感じは、とても好印象です(Dragonのパンターと同程度の解像度で、荒々しさを抜いた感じ)。細かく見ていくと、テクスチャが圧延鋼板っぽくない(むしろ、木目っぽい)のですが、ツィンメリット・コーティングが必須なので、あまり気にかけなくてもよいでしょう。

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