鋳造表現がハンパない“サンドイッチ”


ソ連戦車やアメリカ戦車の砲塔に見られる、ザラザラした鋳造肌を、パテやうすめ液(流し込み系の接着剤)でうまいこと表現したい。そう願うAFVモデラーはたくさんいらっしゃるでしょう。

さらに言えば、ランナーにくっついている段階でそもそも、スーパーイケてる鋳造肌を再現しておいてほしい、と願うAFVモデラーはもっとたくさんいらっしゃるでしょう。

しかしながら、最近のTAMIYAとDRAGONの特定キットをのぞき、「あんれまぁ、これはイカしてるじゃないの!」と感じる鋳造表現に出逢う機会は、めったにありません。

 

ところが、本日、思わぬ伏兵にしてやられました。……樹脂製のおもちゃの“サンドイッチ”です。

Deutsches Panzermuseum Munster(ムンスター戦車博物館)を訪れた際に撮影した「T-34/76」。

模型における鋳造肌というと、パテを盛って“凸”で表現される方が少なからずいらっしゃるのですが、実物をじっくり観察すると、まだらに“凹”んでいるように見受けられます。

これを模型で限界まで再現しようとするならば、

  1. シルエットが膨張しないよう、表面をリューターなどでランダムに削る
  2. 凹んだ部分に、細かく丸めたパテを適度に敷き詰め、平らな板で少し力を加えてムニッと圧縮する
  3. パテの硬化後、全体にうすめ液を塗布し、コシの強い筆で叩いて、細かな凹みを作る
  4. 最後に全体をヤスリで(軽く)整える

といったイメージになります。

パンツァー・フォトレポート3

マジマジとおもちゃの表面を眺めるオジサン……。

さて、件のおもちゃのサンドイッチは、上記の「2.」工程までが完了している状態、ととらえています。

つまりここから、プツプツと細かな凹みを作り、さらに表面をヤスリで均す必要はあるのですが、いかがでしょう、イカした鋳造砲塔っぽくなりそうなポテンシャルを秘めていると思いませんか?

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