私は、桃屋を愛しています。
桃屋の味つけの最終決定権を持つ方に、感謝状を贈りたいと思っているほどです!
桃屋との出逢い
開封時、「セーフティボタン付ツイストキャップ」が“パコッ”と鳴る音を、もう何度聴いてきたことでしょう。
私が桃屋と出逢ったのは、小学校低学年の頃。祖母がよく食べていた「味付ザーサイ」を分けてもらったのが最初です。それからほどなく、他のシリーズも食べてみたい、と母にねだって買ってもらった「穂先メンマ やわらぎ」に、落雷どころではない衝撃を受けました。以後30年以上、“ご飯のお供”として「穂先メンマ やわらぎ」を美味しくいただいております。
やわらぎ&しょうが、二強時代突入
たいした冒険もせず一心不乱に「穂先メンマ やわらぎ」を食べ続けてきた私ですが、数年前にほんの出来心で「きざみしょうが」を買ってみたところ、キレのある辛味の奥から溢れ出すチキンエキスの濃厚なコクに、即KO。こちらにもハマってしまいまして、名誉ある2番手の“白米泥棒”として、我が家の冷蔵庫に常備されることになりました。
この成功体験に気を良くした私は、ついに、スーパー・マーケットで“桃屋狩り”を開始します。そこで出逢ったのが、「江戸むらさき 特級」です。
「江戸むらさき 特級」とは
「江戸むらさき 特級」は、板海苔とアオサ海苔をブレンドし、醤油/鰹節/みりんで味を整えた、海苔佃煮の王者です。佃煮としてはかなり甘さ控え目なのですが、その代わりに、鰹節由来の強烈な旨味とそれに一歩も引けを取らない海苔の旨味とが、主張し合いつつも調和しており、絶品中の絶品なのであります。
漆黒の「江戸むらさき 特級」をホカホカの白米に乗せて、パクリと口の中に入れる。刹那、鋭角的に広がる絶妙な塩気と鰹節のイノシン酸。それらがふわ~っと薄らいでくと、間髪を入れず、海苔が磯の香りとグルタミン酸を運んできます。そして、咀嚼によって白米から舞い降りるマルトースが、みりんの優しい甘みとツー・プラトン攻撃! すべてを包み込むことで、口中が甘美な味わいで満たされる!!
……せっかくなので、ついでに、他の「江戸むらさき」についても触れておきましょう。
- 「江戸むらさき」:海苔と醤油のハーモニーのみを徹底して追求、求道者向け
- 「江戸むらさき 生のり」:煮込み時間短めで、風味豊かな海苔が口の中でほどける
- 「江戸むらさき ごはんですよ!」:甘みと旨味がバランス良く、誰もが食べやすい
- 「江戸むらさき ごはんですよ!しいたけのり」:イノシン酸&グルタミン酸にグアニル酸を投入、旨味の凶器
日本人は甘めの味付けを好む、と言われますとおり、「江戸むらさき ごはんですよ!」が断トツの売れっ子ではありますが、こうしてラインナップを俯瞰して見ると、「江戸むらさき」ブランドとしては、甘みよりも香りや風味を最優先しているように映りますね。
My best 桃屋を求めて
ということで、「江戸むらさき 特級」のご紹介でした。
みなさまもぜひ、My best 桃屋を探してみてください!